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気象学者の根本順吉氏の著書「超異常気象」において南極とハワイにおいて大気中CO2濃度の精密連続観測の先駆者であるC.D.Keelingによる気温変動と大気中CO2濃度の変動傾向の関係が示されました。彼の得た曲線は気温が変動した後に大気中CO2濃度が変動することを示しており、標準的な気象学者たちの主張してきたCO2地球温暖化仮説と矛盾するものでした。
これに対して、日本気象学会は学会誌「天気」(2005.06)誌上で河宮未知生(海洋研究開発機構)はKeelingの示したのは大気中CO2の短期的な自然変動と気温の2者関係を示したもので、人為的なCO2放出と気温の関係とは無関係という意味不明の説明をしました。
これに対して疑問を持った物理学者の槌田敦と私はこの問題について更に分析を進め、気温変動と大気中CO2濃度の時間に対する変化率(=CO2濃度変化の早さ)が同期することを発見しました。
※この連載は、加筆修正して図解Keelingのグラフ解釈に対する考察として公開しています。
No.362 (2008/12/17)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その1
No.363 (2008/12/18)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その2
No.364 (2008/12/19)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その3
No.365 (2008/12/20)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その4
No.366 (2008/12/21)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その5
No.367 (2008/12/22)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その6
No.368 (2008/12/22)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その7
No.369 (2008/12/23)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その8
No.370 (2008/12/24)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その9 番外編
No.371 (2008/12/31)
図解Keelingのグラフ解釈に対する考察 その10 番外編2