第二裁判:第二論文掲載拒否事件に関する訴訟

 槌田敦と私(近藤)は、C.D.Keelingによるハワイと南極における大気中CO2濃度の連続精密観測データと気象庁による世界月平均気温偏差データを検討することによって、気温と大気中CO2濃度の時間に対する変化率が同期することを明らかにしました。この結果を槌田が会員となっている日本気象学会の学会誌『天気』に論文「CO2濃度の増加は自然現象 槌田敦/近藤邦明(気象学会誌「天気」投稿論文2008/04/25)」として投稿しました。
 槌田は気象学会の数度の査読意見に従って論文の訂正を行いましたが、掲載は受理されませんでした。査読過程において、査読委員も『気温と大気中CO2濃度の時間に対する変化率が同期する』という事実までは認めざるを得ませんでした。
 そこで槌田は、異論のない観測事実の報告を内容とする「大気中のCO2濃度増は自然現象であったTその原因は気温高である」とその現象的な解釈を主要テーマとする「大気中のCO2濃度増は自然現象であったU関連する事実と理論についての考察」の独立した2つの論文として投稿することにしました。
 気象学会第二裁判は、槌田・近藤の第二論文の掲載拒否事件に対する訴訟です。

HP管理者 近藤邦明

東京地方裁判所一審裁判の経過

年.月.日 原告資料 被告資料
2011.02.28 訴状  
2011.04.06   答弁書
2011.09.07 判決文

裁判資料

甲1
槌田敦著『CO2温暖化説は間違っている』(ほたる出版、2006年2月)
甲2
槌田敦著『エントロピー経済学入門』(ほたる出版、2007年9月)
甲3
槌田敦著『地球生態学で暮らそう』(ほたる出版、2009年10月)
甲4
気象学会定款
甲5
気象学会細則
甲6
気象学会誌「査読制度に関する編集委員会の考え方と指針」
甲7
小宮山宏東大総長「懐疑論に終止符を」
甲8
1
『天気』会員の広場「反論を受け付けない気象学会は「学会」と言えるのか」(2008/03)
2
日本物理学会誌「CO2を削減すれば温暖化は防げるのか」(2007/02)
甲9
1
『天気』投稿論文「CO2濃度の増加は自然現象」(2008/04/28)
2
査読意見書1
3
査読意見書1に対する回答
4
査読意見書2
5
査読意見書2に対する回答
甲10
『天気』投稿論文「大気中のCO2濃度増は自然現象であったT」(第一論文)
甲11
1
査読意見書3
2
査読意見書3に対する意見
3
『天気』編集部掲載拒否決定
4
『天気』編集部決定に対する意見
甲12
1
原告準備書面(6) (2010/01/19)
2
一審判決 (2010/03/18)
甲13
1
控訴人準備書面(1)
2
控訴審判決 (2010/08/25)
甲14
1
上告理由補充書 (2010/11/22)
2
上告審判決 (2010/12/24)
甲15
1
『天気』投稿論文「大気中のCO2濃度増は自然現象であったU」(第二論文)
2
査読意見書2に対する回答
3
要望書 (2010/11/02)
甲16
査読意見書 (2010/11/22)
甲17
査読意見書に対する質問1 (2010/11/28)
甲18
査読意見書に対する質問2 (2010/12/13)
甲19
気象学会藤部編集委員長回答 (2010/12/15)
甲20
査読意見書に対する質問3 (2010/12/23)
甲21
気象学会藤部編集委員長回答2 (2011/01/17)
甲22
物理学会誌掲載論文 「原因は気温高、CO2濃度増は結果」 (2010/04)
甲23
1
The temperature rise has caused the CO2 Increase, not the other way around(Lon Hocker 2010/06/09)
2
和訳:『気温上昇がCO2の上昇の原因であり、その逆ではない』

 

裁判報告: CO2温暖化を問う2つの裁判報告    (槌田敦)

1 2010.02.19
2 2010.02.23
3 2010.03.11
4 2010.03.19
5 2010.04.13
6 2010.05.30
7 2010.06.12
8 2010.06.21
9 2010.07.07
10 2010.07.13
11 2010.08.05
12 2010.08.26
13 2010.09.01
14 2010.10.28
15 2010.12.08
16 2010.12.29
17 2011.02.09
18 2011.03.01
19 2011.03.24
20 2011.04.05
21 2011.04.28

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