エネルギー供給システムの優劣の判断基準とは?

私たちは3.11以降、脱原発を意識している人と知り合う機会が多く、そこで話す内容には、なんとか電力会社と縁を切りたい(オフグリッド)、自給自足をしたいという考えが少なからずあります。
また、住宅地に住まわれている方や農林漁業を営まれている方など、かなりの方にも、原発に依存しないで暮らしたいという気持ちが多少なりともあるようです。
その理由に、福一での原発事故と国策としての再生エネルギー推進(補助金等)があります。
環境のために再生エネルギーを導入しましょうというキャンペーンにより、屋根や、空き地、農地、山林、海上まで、太陽光パネルや、風車が異様な速さで普及していく様には違和感を感じざるを得ません。
 
そこで、今一度、環境に良いとされる太陽光や、風力などの発電装置、また、ロケットストーブや、スターリングエンジンなどの電力に変換しない広範囲のエネルギー利用のための技術を多角的に評価し、検証する必要があると思うのですが、この先、どのような技術が現れてくる可能性があるかなどの予想も含めて教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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“萌えキャラ”と自衛隊のおぞましい組合せ・・・

昨今の日本の文化状況には以前から不快感を持っています。いい大人が“ゆるキャラ”だ“萌えキャラ”だなどと騒ぎ、日本中の自治体が争ってくまモンにあやかろうとしています。私の住む別府市でもアニメーションのタツノコプロと一緒になって温泉地を売り出すなどというプロジェクトを進めています。一億総白痴化・総幼児化というべき現在の文化状況は実に気持ちの悪いものだと思うのはおかしいのでしょうか?恋愛ゲーム?気持ち悪くてゾクゾクしてしまいます。

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今朝の新聞に、自衛隊の岡山地本の宣伝のために「萌えキャラ自衛官」を作ったところ、大人気となり、自衛官の志望者が増加したと報道されていました。なんというグロテスクな組合せなのでしょうか。コンピューターゲームやアニメに埋没した大人になりきれない幼児化した若者たちが嬉々として自衛隊=軍隊に自ら参加していく光景は、あまりにも不気味です。ドイツにおいて若者がナチス党に志願していった状況を彷彿とさせるものがあります。

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サイト内検索機能を追加しました。

HPの改装で、まとまった記事には比較的アクセスしやすくなったと思います。ただ、“HP管理者から”のコーナーは900を越えたため、自分でもなかなか過去の記事を見つけることが出来ないことがあります。

ある程度、ターゲットを絞り込むためにgoogleの検索エンジンによるサイト内検索BOXをトップページに設置しました。ご利用いただければ幸いです。“HP管理者から”のページには複数の記事がありますので、更にお使いのウェブブラウザのページ内検索でキーワードを検索してみてください。

 

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JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の節操なき変節?!

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昨日のNHK総合NEWS WEB という番組において、最近の寒さや地球の気候についての話題が取り上げられていました。ゲスト・コメンテーターとして海洋研究開発機構の中村元隆(地球環境変動領域主任研究員)が出演していました。

少し脱線しますが、独立行政法人国立環境研究所(NIES)、気象庁気象研究所、そしてJAMSTECといえば、日本の温暖化研究の中核的な機関であり、これまで人為的な二酸化炭素地球温暖化仮説を強力に後押しし、数値シミュレーションによって温暖化した未来像を“予言”(笑)して、積極的に国民をCO2温暖化脅威論によって洗脳してきた連中です。私も名指しで批判されていたかの謀略本、東京大学IR3S/TIGS『地球温暖化懐疑論批判』の執筆者10名の内、3名がJAMSTECの所属でした。

さて話を元に戻します。番組の中で、中村は、「地球の気温は70~80年周期で変動しており」、「今の気温は極大で、今後は寒冷化する」と述べました。また、地球の気候に影響を与える要素は複雑で、分からないことだらけであり、数値シミュレーションで長期的な予測を行うことは不可能だと述べました。まあ、中村の言うことはまともといえばまともですが、今更どの面下げてJAMSTECを代表してこの番組に出演しているのか…。これまで彼らが言って来た「人為的CO2地球温暖化仮説」に対して、真摯に総括をすべきでしょう。

それにしても、脳天気なNHKの女性キャスターやコメンテーター氏が、中村の主張を聞きながら、人為的CO2地球温暖化仮説について一切批判的に触れなかったことには、『さすが、公共放送NHKだな』(笑)という感を強くしました。

彼らの煽ってきた人為的CO2地球温暖化仮説によって、日本のエネルギー・経済政策がミスリードされてきたのです。「温暖化防止のためには原発が必要」だとか「脱原発のためには、採算性を度外視してでも再生可能エネルギーを導入しなければならない」などという、愚かなエネルギー・経済政策でこの国は走り始めています。遅きに失した感はありますが、この国の愚かなエネルギー・経済政策を見直すように、責任をもって提言すべきです。

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寒中お見舞い申し上げます・・・

年々、日本という国は悪い方へ悪い方へと流れていくようです。新年を迎えて、とても本心から“おめでとうございます”などという気持ちにはなれません。

さて、ある意味で昨年は第二次世界大戦後の時代における画期であったのかもしれません。戦後の日本は曲がりなりにも平和国家を名乗ってきました。しかし、安倍晋三はこの平和国家という戦後レジームを精算して、再び日本を国際紛争を武力によって決着する強い国にしようとしています。

ただし、この安倍のような政治家は過去にもいたわけであり、また第一次の安倍内閣においても同じことをしようとしていたのですから、今更驚くには当たりません。ここで私が画期と言ったのは、この安倍のような危険思想の持ち主であり、しかも民意を無視した国会運営で特定秘密保護法を成立させるような内閣に対して、依然として50%という高い支持率を与える国民意識の変容に対して戦慄しているからです。

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この危機的な時代に、この国の若者たちが初等・中等教育の完全な失敗で、社会性を獲得せぬまま社会人になっていることを危惧します。携帯ゲームやネット上で実体も知らない相手とのメール交換に熱中し、個に埋没してしまった若者たち、このままでは殺人ロボット兵器を操縦してゲーム感覚で人殺しをする理想的な兵士になるのかもしれません。

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安倍は今年は憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を正当化し、いよいよ米軍と一緒に世界中の“紛争地域”の“平和を回復するための戦闘に”参加することのできる軍隊を作ろうとしています。これが実現すれば、そう遠くない将来には日本でも徴兵制度が復活することになるのかもしれません。

この2年間、県立高校の教師たちの生態を見てきましたが、事なかれ主義で自ら考えることを放棄した教師ばかりでした。彼らによって、体制には逆らわない、想像力の欠如した考えない若者が増えたとすれば、彼らの責任は重大だと考えます。

 

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Google検索システムの怪(笑)

自分で言うのも何ですが・・・(笑)、本編の“『環境問題』を考える”は、環境問題を主体にしたホームページとしては最早、古株になっています。一時期は、1日2000アクセスをオーバーする状況でした。主要な検索システムで「環境問題」という検索語句を指定すれば軒並みベスト10圏内に入っていたものです。

ところが、ある時期からアクセス数が激減する事になりました。それと同時に、GoogleとYahoo!の検索で「環境問題」という検索語句を指定した順位がいきなり100位圏外に落ち込むという時期が続きました。まあ、ジワジワ人気がなくなるというのは理解できるのですが、どうも不可解な動きのように思えました。

その後、更に順位が落ちたかといえば、そうではなく、その内ベスト20辺りにまで上昇し、再びベスト10に戻ります。ところがあるところまで順位が上がると、またしてもドカンと順位が下るという現象が繰り返されています。不思議なことに、こんな時でもmsnあるいは現在のbingでは大きな順位の変動はなくベスト10内でウロウロしている(笑)という状況です。

今朝、Googleで第2位まで上昇しましたので、そろそろかなと思っていたところ、夜にはベスト10圏外に下落しました。

日本政府はネットを監視して不適切(笑)なサイトに対しては何をやっているかわかりません。昨年は明らかな言論弾圧法案である特定秘密保護法が成立し、この国では体制に批判的な言論弾圧の準備が着々と進行しています。ホームページ“「環境問題」を考える”はいつまで存続できるのか…。

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情けない!風力発電に対する脳天気な日本の報道

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震災復興・脱原発という錦の御旗を立てた福島県沖の浮体構造風力発電の実証試験が、大盤振る舞いの復興予算を食い物にしています。丸紅と東大が結託して(笑)、このお金に群がっています。この「ふくしま未来」と名付けられたプロジェクトを実施する企業体「福島洋上風力コンソーシアム」の構成企業には、原子力発電を推進してきた企業も含まれています。したたかな彼らはどっちに転んでも大儲けということです。

日本のマスコミのほとんど全てはこの巨費を投じた浮体構造風力発電の実証試験を肯定的に捉えています。なんと愚かなのでしょうか?!曰く「西欧ではほとんど例がない浮体構造による大型風力発電装置であり、技術をリードするために金に糸目をつけずに技術開発する云々」(笑)。前例が少ないのは浅海部の着底式の風力発電の方がまだしもコスト的に安く、エネルギー供給技術として可能性があるのに対して、浮体構造ではコスト高で無意味だと考えているからです。

イギリスやデンマークなどでは洋上風力発電はすでに大規模に行われていますが、稼働率こそ陸上よりも少し高い20%台ですが、陸上に比べて圧倒的に初期費用が大きく、維持補修費用も大きく、耐用年数も短くなりますから、全く使いものにならないことは、すでに結論が出ているのです。

ではなぜ今さらこのような実証試験をしているのか?それは日本の愚かな政府にまともな技術的な評価能力がなく、闇雲に再生可能エネルギーの導入に力を注ぎ、経済性を度外視して莫大なお金を投下しているからです。

単位供給電力量当たりの設備費用で考えれば、再生可能エネルギー発電装置は例外なく既存の火力発電よりも圧倒的に高価であり、中でも浮体構造洋上風力発電では陸上風力発電の、おそらく10倍オーダーの費用が必要でしょう。こんな非効率的で資源浪費的、エネルギー浪費的な発電装置は、通常の自由市場ではありえないものです。その反面、再生可能エネルギー発電装置の製造メーカーにとっては、非効率であるが故に、市場の経済規模を飛躍的に拡大する、通常の市場では考えられないほど利益を拡大する誠に美味しい(笑)発電方式なのです。

科学技術的な評価能力の全くない日本のマスコミでは、いつまでたってもハイエナ企業やゴロツキ大学のボッタクリを告発することなどできないのでしょう。

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大分県の教師と県立高校に子供を通わせている皆さんへ

昨年12月25日に、娘の通う大分県のとある県立高校で、社会科と理科の教科書・参考図書の記述についての説明を聞いてきました。この一年半、この問題について高校や大分県の教育委員会と断続的に交渉を続けてきました。“HP管理者から”のコーナーで、この間の経過を6回の連載として報告を終えました。

今日は、早速大分県の教育関係のネットワーク(oita-ed.jp)から比較的長いアクセスが有りました。早速のご訪問、ありがとうございます。

教育委員会、学校・教師、PTAにとってはかなり批判的な内容になっています。おそらく、なぜそんなに批判されなくてはならないのか、と憤慨される方も多いのかもしれません。それは、教育委員会、学校・教師、PTAという極めて特殊な「高校村」に長らく住み続けたために、高校村の常識が一般社会とはかけ離れたものであることにすら気付かなくなってしまった結果だと思います。教師の皆さん、今一度、教師を目指した頃の原点に戻って、教育とは何なのかということについてまじめに向き合っていただけませんか?高校生の娘を持つ父親として、衷心からそう願っております。

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日本を危機に晒す安倍の靖国参拝・・・、暴走を止められない無能な外交。

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今日、安倍晋三が靖国神社に参拝しました。臨時国会で、戦争国家への道筋をつける法案を民意を無視した強引な国会運営で成立させたにもかかわらず、安倍政権の支持率は依然として高い水準を保っていることに、自信を深めての判断なのでしょう。

安倍の参拝に対して、中国・韓国は当然のことながら大反発をしています。日本の安全保障ないし日本にとって最も重要である東アジア外交において大きな障害になることは明らかです。「なんと愚かなことをするのだろう!」という感想を持つ国民も多いのかもしれません。しかし彼はそれほど馬鹿ではありません。自分が靖国に参拝することによって東アジアの緊張が高まることは計算済みで、敢えて緊張を煽っているのです。彼は確信犯なのです。

安倍は靖国参拝によって中国・韓国そして北朝鮮のナショナリズムを煽り、日本に対する軍事的な緊張関係を創りだす事こそ、日本国民に日本の軍備増強を納得させる最短の道だという読みの下に行動しているのです。

安倍は本来第二次世界大戦前の国民を臣民としか見ない中央集権的な“強い国家”を回復することに取り憑かれた国粋主義者です。この彼の主張は初めからわかりきったことです。問題は、今の政権そして官僚の中にキチガイ安倍の暴走を諌め、日本の安寧を本気で守ろうという人材がいないことです。国防族はともかく、外交官までが安倍あるいは国防族の尻馬に乗って東アジア諸国の感情を逆なでするような外交を行い、国民を危険に晒していることです。

ただし、この安倍の対東アジア強硬外交姿勢は米国という虎の威を借りることが前提で成り立っています。今回の安倍の靖国参拝に対して、宗主国の米国は東アジアに不用意な緊張関係を創りだすものとして懸念を示しています。軍備を整えるだけでも大きな国家予算が消耗します。更にその軍備を実際に運用することになれば莫大な国家予算を消耗することを米国は熟知しているのです。東アジアに米国の太平洋艦隊を展開するような軍事的な行動が必要になれば、経済的に苦しいオバマ米政権にとって好ましいことではないのです。それは日本にとっても同じことなのですが・・・、幼稚な安倍や石破には付ける薬がないようです。

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無能な高校理科教師たち・・・、説明会速報

さて、昨年来、娘の通う大分県の県立高校の社会科と理科の教科書あるいは参考図書の記述について、科学的に理解不能な記述があるため、説明を求めてきました。しかし、愚かな学校管理職の妨害によってなかなか説明の機会を持つことができませんでした。昨年の11月に一応意見交換の場を設定されたのですが、出席した無責任で愚かな教師たちは、一切の説明を拒否しました。この辺りの経緯は、既にHPに報告している通りです(“高校教師は完全に腐っているのか?”参照)。

その後、大分県教育委員会と話し合いを重ね、その指導の下、やっと本日、説明会を持つに至りました。まず事前に提出した疑問点に関して、教頭と理科担当の教師からの説明を受けました。説明を求めたのは次の3点です。

  1. オーストラリアはオゾンホールに近いために紫外線が強いということ。
  2. 温室効果が大きくなると地球放射が減少するということ。
  3. 大気と地表環境との間の炭素循環について。

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まず、項目1,2について教頭から説明がありました。昨年の11月とは全く対応が変わり、事実関係を確認した様です。曰く、「オゾンホールがオーストラリアまで拡大して影響を与えたという事実はない」、「温室効果が増大することで地球放射が小さくなって太陽放射と不平衡になることはない」ことを確認したということです。この2点について、公民の参考図書である、浜島書店の“ニュービジョン現代社会”の記述は次の版から訂正されることになるようです。

こんなことは、事実を調べれば簡単に確認できることですが、悲しいことに、こんなつまらぬ進歩さえ、現在の高校教育現場では画期的な出来事なのです。

項目3については理科担当教師からの説明(?笑)でした。この人物は昨年11月の会においても全く自分の頭で判断することを放棄していた人物です。今回もまた、教科書の記述はエライ先生や研究者がまとめたものであり、その内容について一介の教師が口を挟むことではなく、判断できないというものでした。

科学教育とは、物事を科学的=論理的に解釈して解答を引き出す方法論を教える教育です。科学的な思考に裏打ちされた結論であれば小学生が得た答えであろうと権威ある学者が得た答えであろうが、同じ結果になるのです。正にそのためにこそ科学教育が行なわれているのです。ところがこの愚かな理科教師は、教科書の記述の内容の判断はエライ先生や研究者でなければ判断できないというのです。これは科学を教える教師の自己の存在理由の否定でありお話になりません。呆れ果てて言葉を失いました。

内容の詳細につきましては、HP本編の方で更に検討することにします。まずは速報まで。

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