2020年 寒中お見舞い申し上げます。

 今日は寒の入りです。今年の寒中見舞いの全文を以下に公開します。

 今年は寒中見舞いで触れたとおり、パリ協定の実施期間に入ります。人為的に放出されたCO2による温暖化の脅威などという、誠にバカバカしい虚像に対して、莫大な国家予算、個人資産がどぶに投げ込まれることになります。

 それだけならまだしも、莫大な資金と資源が投入される「温暖化対策」とは、詰まるところ工業生産量の爆発的な肥大化による有用資源の浪費を加速し、本質的な環境問題を悪化させ、将来世代の生存権を脅かすことになります。

 ホームページ「環境問題を考える」の主張に賛同いただける読者諸賢におかれましては、 出来る範囲で このような無謀な温暖化対策の誤りについて伝えていっていただきたいと思います。本年もよろしくお付き合いください。

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「検証温暖化」についてのご意見をお寄せください!

今月、ホームページ「環境問題を考える」に関連する5冊目の本として「検証温暖化」(不知火書房TEL092-781-6962、¥2500)を上梓しました。内容は、高校生以上を対象に、人為的CO2地球温暖化脅威説の誤りを、事実と自然科学によって明らかにするものです。

それでも、数式があってとっつきにくい本というイメージがあるようです。現在、ホームページで解題「検証温暖化」という記事を書いていますので、これを手引きとしていただければ幸甚です。

2008年に、熱物理学の槌田敦さんとの共同研究によって明らかになった、「現在でも気温変動が原因となって従属的に大気中CO2濃度が変動している」という内容の論文を、当時気象学会員であった槌田さんが気象学会誌「天気」に投稿しましたが、学会幹部によって論文掲載を拒否されました。そのころからいろいろな圧力がかけられるようになり、2010年には私や槌田さん、その他人為的CO2地球温暖化脅威説に異議を唱えていた渡辺正さん、武田邦彦さんなどを社会的に抹殺する目的で、国費と東大の権威を使った謀略本、東大IR3S/TIGS叢書No.1「地球温暖化懐疑論批判」が刊行され、そのころから国家権力による(?)ホームページ「環境問題を考える」に対するアクセスの妨害が開始されました。

今回「検証温暖化」の発刊に伴い、妨害がより一層ひどくなっているように感じます。できましたら、ホームページの内容や「検証温暖化」の内容に賛同いただけましたなら、情報の拡散に、是非ご協力いただけますよう、伏してお願いいたします。

すでに日本では、おそらく年間10兆円規模の国費が温暖化対策という名目で支出されていますが、これは温暖化対策としてはまったく無意味であるばかりでなく、電気料金などの公益費を高騰させ、国民生活を苦しめています。パリ協定の実施に入ればさらに多くの国費が無駄に費やされてしまうことになります。このような愚かなことを少しでも早く止めるために皆様のご協力をお願いいたします。

最後になりましたが、「検証温暖化」の記述についてのご意見やご質問があればお寄せいただければ幸いです。

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「再考・地球温暖化論」連載を終えて/ご意見・ご質問をお寄せください。

■COP21の開催に向けて、久々に人為的CO2地球温暖化に関する記事を本編のホームページ管理者からのコーナーで連載しました。幸い、不断よりたくさんの方がホームページにお越しくださいました。

■古い馴染みとして(笑)、JAMSTECや産総研、国立環境研、気象研究所のネットワークからもアクセスが有り、懐かしいところです。相変わらず人為的CO2地球温暖化の脅威を数値モデルによるコンピューター・シミュレーションの破滅的な将来予測によるCGという大仕掛なペテンを使って、小人・愚民を脅迫している彼らの所業は、正に国賊的な犯罪行為だと思います。

■また、新たにホームページを訪れていただいた方も少なくないようです。あまりにもマスメディアの情報との乖離が大きくて、戸惑っている方もいるのではないかと推察します。ご意見やご質問があれば、書き込んでいただければ、出来る範囲で対応しようと思います。

近藤邦明 拝

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県立高校の違法行為を告発する

■さて、前の書き込みではPTA総会の資料について一部触れましたが、その後新たに確認したことを報告しておきます。

■PTA総会資料の中に、大分県高等学校体育連盟と大分県高等学校文化連盟から保護者に対する会費の支払いへの協力要請文章がありました。高体連・高文連は学校単位で参加する組織であり、会費の支払い義務は加盟校にあるのであって、保護者には直接関係ないものです。加盟する各高校は自らの責任において会費支払いについて保護者に協力を求めることになります。従って、高体連・高文連が直接保護者に金額を提示して支払いを要請するわけもありません。

■ところが、娘の高校のPTA総会の資料、そして私に渡された文書には、生徒一人あたりの金額と、それを学校取扱金として支払うように指定していました。これは誠にふざけたことなので、高体連と高文連に対して確認することにしました。

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その結果、赤枠で示した部分は高体連と高文連が配布した文章には存在しないものであり、娘の通う高校が勝手に書き加えたものであることが分かりました。なんという破廉恥な行為でしょうか。これは明らかに私文書変造罪という刑事犯罪です。

■不適切な金銭の徴収を正常化するように繰り返し高校と大分県教育庁高校教育課に対して申し入れを行ってきましたが、彼らは全く反省することを知らないようです。

■もはや彼らには何を言ってもダメなようなので、不本意ですが、彼らの行為を司法に訴えることにしました。5月26日に、別府警察署に高校による私に対する詐欺と、今回の私文書変造について告訴状を提出しました。その後、関係資料の提出や数回の事情聴取を経て、8月4日に告訴が受理されました。告訴状のコピーを示しておきます。

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■今後この事件について警察による捜査が行われた後に検察に送致されることになります。検察がこの事件を起訴するかどうかは不明ですが、少なくとも警察はこの件に対して、刑事犯罪を構成するだけの要件を備えていると判断したことを示しています。つまり高校の行ったことは刑法に違反する行為であるということです。生徒を教え導く立場にある高校が犯罪行為を平気で行っているということの意味を、重く受け止めてほしいと思います。・・・無理な願いですが(笑)。

カテゴリー: 公立高校・PTA・教育庁 | 5件のコメント

台風と自然エネルギー発電装置

■7月としては最大級の台風8号が沖縄を通り北上を続けています。大きな被害がなければよいのですが・・・九州西部の天草や熊本では既に大雨が降っているため、今後の災害が心配です。

■さて、自然エネルギー発電の致命的な弱点の一つが、環境中にむき出しになっていることです。風力発電は勿論、強い風を受けるような構造ですから、台風の強風に対してはリスクの大きな構造物です。また、高く突出した構造であり、落雷による被害も少なくありません。

■太陽光発電パネルは、極めて軽量でそれ自身の強度は全く期待できず、太陽光発電パネルを支える構造体の強度が問題になります。形状的に水平から数十度傾いた板状の構造物ですから、強風を受けた場合には、簡単に吹き上げられてしまいます。

■また昨今流行りのメガソーラーは広大な平坦な敷地にこの板状の構造物が敷き詰められているのですから、下手をすると大惨事になる可能性があります。

■住宅密集地で太陽電池パネルが吹き飛ばされると恐ろしい凶器となります。私の自宅の周りにも華奢な架台に固定された太陽電池パネルを見かけるようになりましたが、怖いことです。

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NHK朝ドラによる右翼的洗脳・・・

■NHKの朝ドラは、時間的に何となく目に入ってくる番組です。「あまちゃん」は、宮藤官九郎氏の脚本が面白かったこともあり、私もハマった番組でした。ただ、東北地方太平洋沖地震の扱いについては、NHKからの圧力でもあったのか、消化不良でしたが…。

■しかしあまちゃんの後の2作は失望するものです。「ごちそうさん」のヒロインは愚かな何も考えない銃後の母のカリカチュアであり、自分の息子を戦争で死なせるまでは、お国のために率先して兵士を送り出すことに何の疑問を持たない愚か者を美化していました。実に不愉快な番組でした。

■そして現在放映中の「花子とアン」では、社会主義運動の伝道のために日本中を駆けまわって家に何年も帰らない主人公の父親を、役立たずの穀潰しとして描き、この父親以外の実直な家人たちは主人公の兄の出征を祝う…。

■安倍好戦内閣の下で安倍政権の覚え目出度いNHKの朝ドラで続けて敗戦前の「美しい日本」の愚かな女たちを主人公とする番組が流される意図は…、などと考えるのは穿ち過ぎでしょうか?

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集団的自衛権のリアリティーのない国会論戦

●集団的自衛権容認についての国会審議が始まりました。本日の審議のはじめに質問に立った自民党の中谷の質疑を少し聞いて呆れ果てました。

●安倍主導の集団的自衛権論議は絵に描いたようなフィクション・絵空事についての空中戦です。また、この問題についての街頭インタビューに答えるわけ知り顔の紳士、淑女諸君の「日本の防衛環境が変わったのだからいいのではないか」などという、スットボケた現実感のないコメントには反吐が出ます。

●技術的に考えて、いくら日本が交戦権をもって日米同盟軍を作ったとしても、日本の国土と国民が無傷で済む=安全を守ることは不可能なことは、子供でも分かることです。日本が交戦権を持てば殴り合いになって相手にも物理的・人的被害を与えることになるでしょうが、同時に日本の国土も被害をうけ、人的被害も被るのです。

●交戦権を持って、その上で日本を無傷で安全を守るためには、圧倒的な軍備で先制攻撃を行い、敵国に壊滅的な被害を与えることしかないのです。これが自衛のための戦争と呼べますか?あるいは、中国やロシアを圧倒的に凌駕するような、彼らの戦意を喪失させるほど圧倒的な軍事力を保持し、維持していけると思いますか?

●交戦権を持とうが、交戦権を放棄しようが、戦争状態になれば日本の国土と国民に被害が出るのは同じなのです。むしろ日米軍事同盟に巻き込まれれば、世界で最も憎まれている米国のとばっちりで危うくなるだけです。

●日本を完全に武装解除し、米軍基地を全て撤去させ、全方位外交を誠実に追求していく事こそ最も現実的な安全保障です。ガキのような安倍・石破・中谷らの幼稚な防衛戦略の火遊びばかりを進めて、対米国以外の外交をおろそかにしていては日本は危うくなるばかりです。日本の無能な外務省には優秀な外交官がおらず、お馬鹿で好戦的な安倍お友達内閣と一緒になって日本を危うくしている現状は悲しいことです。

追記:2014.06.08

■結局のところ、安倍の集団的自衛権容認政策の目的は日米防衛協力のためのガイドラインの改定に向けて、米国に対するお土産を作ることだけです。米国にとっては、東アジア地域の米軍の削減=防衛費の削減を実現できるのですから、誠に歓迎すべきことです。つまり、日本の集団的自衛権の行使が実現できれば、米国の東アジア戦略を日米同盟軍によって担うことが可能になり、人的にも金銭的にも米国の負担が著しく軽減できるということです。

あくまでも『米国の東アジア戦略』の一環であって、『日本の防衛』のためではないことに注意しなくてはなりません。日本は米国の東アジアにおける最前線基地=不沈空母、すなわち米国の安全保障のための駒の一つに過ぎず、米国にとってこれが多少攻撃を受けてもさほど問題では無いのです。むしろ米国の世界戦略の一部に組み込まれることによって、米国と敵対する国にとって日本を直接攻撃する大義名分を与えることになり、危険が大きくなるのです。

■更に、安倍政権では集団的自衛権を行使する地域を日本周辺に限定することはしない=世界中の米国の関与するあらゆる戦闘地域に日本軍が展開することを容認するとしています。とんでもない話です。こんなことを国連PKOと絡めて国際貢献などというのは詭弁です。

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大分県の県立高校・PTAの安直な金銭感覚を憂う

■5月10日に娘の通う大分県の県立高校ではPTA総会と保護者の懇談会などが開催されました。私はPTAを退会していますので、家内が学級懇談会にだけ参加することにしましたが、渡された資料の中にPTA総会の資料があり、図らずも内容を見ることが出来ました。

■この間の大分県教育庁や高校との話し合いで、PTA総会資料から、多少の変化が伺えますが、何も問題の本質を理解しておらず、根本的な解決とは程遠いようです。色々問題点を見つけましたが、現在詳細を確認中の案件もありますので、確認出来次第報告していこうと思います。

■これまでホームページでは触れていなかったものとして、大分県高等学校教育研究会の会費負担の要請文を紹介しておきます。

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■この大分県高等学校教育研究会というものはどうも自発的な教員によって組織された勉強会の様なもののようです。というのも、ネット上を探しても大分県高等学校教育研究会のホームページもなく、規約を確認できないからです。常識的に考えて、このような職域の勉強会の費用を第三者である保護者に対して負担を求める神経が理解不能です。どうも、大分県の教育関係者というやつは極めて安直に保護者に負担金を背負わせる、とんでもない風土があるようです。

■ちなみに他県の実情を調べてみましたが、おとなりの熊本県ではホームページも公開されており、次のような規約が公開されていました。

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■熊本県高等学校教育研究会の様に、参加する教師の会費によって運営するのが当然であり、大分県のように、またしてもPTA連合会を使って、保護者に負担を割り当てて徴収するなど、とんでもないことだと考えます。

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既得権集団としての学校教職員(2)

前回までの投稿でお話ししましたように、前管理職(校長と教頭)は不正入試の疑いに一切答えないまま、それぞれ校長は退職して教育センターの相談員に、教頭は学校教育課の課長に栄転しました。(学校教育課は現在の高校教育課の旧名称です。)

彼らに対して何度か問い合わせの手紙を書きました。返事はありませんでしたが、返事が来ないことも含めて、すべてビラを作って職場の全職員に配ったので、3回か4回分のビラの材料にはなりました。今そのビラを探しているのですが整理が悪くてまだ発掘できません。見つかったらご紹介するつもりです。

まず一回目の手紙です。校長、教頭の順に紹介します。

 

(ここから前校長への1回目の手紙)

 

大分県教育センター

教育相談部

相談員

○  ○ ○ ○先生

 

前略ごめん下さい。

送別会は私用のため失礼しました。大変ご無沙汰しておりますが、先生におかれましては新しい職場でもご活躍のこととお喜び申し上げます。

さて、本日、手紙を差し上げますのは、先生が○○高校に校長として在職中に行われた入学試験について、改めて説明をお願いしたくてのことであります。

半年前に行われた1995年度入学試験の判定会議の際、複数の受験者を「学校運営上の理由」で合格としたことについてです。

「学校運営上の理由」とは何でしょうか。会議では何の説明もありませんでした。説明がなければ、判断のしようがありません。また、説明しないで決めてしまうのでは、会議を開く意味が無くなってしまうと思います。

このことは、判定会議でも、また個人的にも、何度もお尋ねしたことですが、お答えいただけないままになっております。しかし入試の公正さに関わる問題である以上、このことを中途半端で打ち切る気はありません。私自身納得のいくまで続けるつもりです。

重ねてお願いいたします。きちんとした説明をして下さいませんでしょうか。返信用封筒を同封いたしました。

とり急ぎ用件のみにて失礼いたします。

 

1995年8月25日

○○ ○○拝

 

追伸 この手紙は公開を前提としたものでありますが、

御返事は私信でも公表文でも結構です。

私信であれば事前の許可なくして公開はいたしません。

 

(前校長への1回目の手紙ここまで)

 

次は前教頭への手紙です。手紙でも書いていますが、何かの用事で教育庁に行った時、廊下で前教頭とすれ違ったことがあったようです。挨拶しただけですが。

 

(ここから前教頭への1回目の手紙)

 

大分県教育委員会

学校教育課

課長

○○ ○○ 殿

 

謹啓。

教育庁でのご活躍のお噂については、かねてから聞き及んでおりましたが、過日合同庁舎でお会いした際は○○高在任時にも増してお元気そうで、何よりのこととお喜び申し上げます。

さて、新学科設立準備・入試要項見直し等でお忙しいところを申し訳ありませんが、ここにお手紙を差し上げますのは、○○さんが司会をされた合否判定会議の審議の中で、未だに私にはよく理解できないところがあり、ぜひともご説明をしていただきたくてのことであります。

半年前の1995年度入試の合否判定会議で、複数の受験(検)者を「学校運営上の理由」で合格とする原案が教頭より示されました。「学校運営上の理由」とは何なのか、何度も質問しましたが、校長からも教頭からも何らの説明もないまま、最後は私の発言を遮る形で一方的に打ち切られてしまいました。その後、校長には校長室や総合庁舎等で個人的に訪ねてもみましたが、やはり一切説明していただけませんでした。

○○さんもご存知のように、入学者の選抜については、教育委員会の発表した要項の「7 選抜の方法」に明確な規定があり、一般入試でもこれ以外の判定基準は認められていません。入学許可権は校長にあっても、その選抜については教育委員会に責任があります。「選抜を行うことが出来るのは校長であるが、選抜方法については当該教育委員会が必要に応じて決定出来る」(初中局長回答昭27.11.28)。まして合否判定会議でも説明できないような「学校運営上の理由」による決定は、入試そのものへの信頼を揺るがせる大変な問題ではないでしょうか。重大な越権行為ではないでしょうか。

入試の公正さに対する私の強い疑問と、その責任者たちへのそれ以上に強い疑問が、果たして不当あるいは誤解なのかどうかについて、学校教育課主査・同係長・同主幹を歴任され、竹田高・○○高で教頭として現場の実務にも熟達され、現在学校教育課長の要職にあられる○○さんのご高見をいただければ本当に幸甚に存じます。返信用封筒を同封いたしました。

なお、この手紙は公開を前提としたものでありますが、御返事は私信でも公表文でも結構です。私信であれば事前の許可なくして公開はいたしません。

敬具。

1995年8月28日

○○ ○○

 

追伸 この問題の当事者かつ責任者にはもちろん○○さんも含まれております。それゆえに○○さんは特にこの問題についてご相談したい方の一人であるわけです。この点もご配慮の上お答えいただきたく存じます。

 

(前教頭への1回目の手紙ここまで)

 

次は2回目の手紙です。配達証明で送ったようです。証明書も出てきたので画像を添付します。

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(ここから前校長への2回目の手紙)

 

大分県教育センター

教育相談部

相談員

○○ ○○先生

拝啓。

二学期が始まり、生徒指導相談室のお仕事もいわゆるいじめ・登校拒否等の相談でお忙しいことと存じますが、前回のお手紙でお尋ねした件についてぜひともご説明をいただきたく、再度お便りを差し上げます。

今回は不本意なことながら配達証明便でお便りせざるを得ないことを残念に思います。以下に述べますように、これはこれまで私がお送りした郵便物が事故によって届かなかったかもしれないという可能性が考えられるために取った措置であります。従いましてそのような事故の結果だった場合には失礼をお許し下さい。

ことし(1995年度)の入試で、○○先生は「学校運営上の理由」という意味不明の理由で合否を決められました。合否判定会議でも、またその後校長室や総合庁舎でも、私の質問に対して何のお答えもしていただけませんでしたので、先月改めて封書で「学校運営上の理由」のきちんとした説明をお願いいたしました。念のためそのときの手紙の複写を同封いたします。

この件に関してご相談した方々の多くが真剣な反応を寄せてくださいました。貴重な資料・助言を数多くいただきました。ご参考までに、「全國高法研會報」第8巻所収の「兵庫県立農業高校入試改ざん事件の検討」を同封いたします。兵庫県の不正入試事件を法的に考察した論文です。筆者の吉田卓司さんの許可を得て複写いたしました。しかしながらそれらの中で私が一番ご意見・ご説明をお聞きしたかったのは、○○先生を含めた一、二の当事者かつ責任者の方々です。その「特に聞きたい方々」の一人としての○○先生からは残念ながら何のお返事もありませんでした。言うまでもなく、手紙によるお返事である必要はございませんし、どこかに原稿の形で公開して下さっても構いませんし、「手紙ではまずいので直接話したい」ということでも結構だったのですが、いかなる形でもお返事がありませんでした。○○先生のご経歴・お人柄を知る私にとってこれはかなり意外なことに思われました。

入学試験からでは6ヶ月になります。しかしながら最初に申し上げましたように郵便事故という可能性も考えられますので、今回改めて配達証明便でお願いする次第です。ご説明あるいはご意見をいただけるとしましたら、どのような方法でも構いません。「電話をくれ」と一言おっしゃるだけでも結構です。

お忙しいことでしょうから、すぐにとは申しません。しかし事は高校教育の根幹に関わる重大なものです。また、合否判定会議からすでに6ヶ月経過しております。これらの点はご配慮下さい。なお、前回と同様、この手紙も公開を前提としたものであることをお断りしておきます。

以上、乱筆で申し訳ありませんが、どうか宜しくお願いします。

敬具。

1995年9月29日

○○ ○○ 拝

(前校長への2回目の手紙ここまで)

 

次は前教頭への手紙です。

 

(ここから前教頭への2回目の手紙)

 

大分県教育委員会

学校教育課

課 長

○  ○ ○○ 殿

 

前略。

いわゆる個性ある学校づくり等でお忙しいところを申し訳ありませんが、前回のお手紙でお尋ねした件についてぜひとも責任ある回答をいただきたく、改めてお便りを差し上げます。念のため前回の手紙の複写を同封いたしました。郵便事故防止のため今回は配達証明便とします。よろしくお答え下さいますよう、お願いします。(お答えは折り返し文書でお願いすべく、再度返信用封筒を同封いたしました。)

ことし(1995年度)の入試の判定で、教頭であった○○さんは「学校運営上の理由」という意味不明の理由で合格させる原案を示されました。説明を求められたのにもかかわらず、一切応じず、校長にも説明させず、強引に司会進行して原案を通してしまいました。

校長にはその後何度か質してみましたが、何らの説明もないまま現在に至っています。○○さんには、先月お手紙でお聞きしましたが、いかなる形でもお返事はありませんでした。

以上の経過を踏まえて、○○さんに質問します。

 

一、「学校運営上の理由」とは何ですか。

 

二、判定会議であなたはなぜ説明しなかったのですか。また、校長に説明させないまま   議事を進行させたのはなぜですか。

 

三、説明なしで原案を認めさせるのが正常な審議だと考えているのですか。もしそうな   ら、その根拠を示して下さい。

 

以上です。なお、この手紙は公開を前提としたものであります。

この件に関してご相談した方々の多くが真剣な反応を寄せて下さいました。数多くの貴重な資料や助言をいただきました。参考までに、「全國高法研會報」第8巻所収の「兵庫県立農業高校入試改ざん事件の検討」を同封いたします。兵庫県で起きた権力犯罪・不正入試事件を法的に考察した論文です。筆者の吉田卓司さんの許可を得て複写しました。

しかしながらご相談した方々の中で私が一番ご意見・ご説明をお聞きしたかったのは、○○さんを含めた一、二の当事者かつ責任者の方々です。その「とくに聞きたい方々」の一人としての○○さんからはお答えがありません。

お忙しいことでしょうが、これは高校教育の根幹に関わる大変な問題です。学校教育課長の責任において納得のいく回答をお願いいたします。

草々。

1995年9月29日

○○ ○○

 

(前教頭への2回目の手紙ここまで)

 

3回目は内容証明郵便で出したようです。これはほぼ同じ文面なので前校長への手紙だけ紹介します。

 

(ここから前校長への3回目の手紙)

 

質問書

大分市旦野原847-2

大分県教育センター

教育相談部相談員 ○○ ○○殿

1995年11月15日

○○○○ ○○○○

○○高校

教諭 ○○ ○○

 

以下に述べます○○高校の不正入試疑惑に関して、当時の校長として当事者かつ責任者である貴職に質問します。明快な説明あるいは釈明をして下さい。

 

[事実]

①    1995年3月10日、○○高校の合否判定会議で、教頭・○○○○は「学校運営上の理由」による合格を提案した。

②    判定会議に於いて校長・○○○○及び教頭・○○○○は、「学校運営上の理由」の説明を拒否し、意味不明の原案を認めさせた。

③    その後校長に対して直接(3回)、校長及び教頭に対して文書で(各2回)、説明を求めたが回答拒否あるいは無回答のまま現在に至っている。

 

以上の経過を踏まえて貴職に質問します。

一、「学校運営上の理由」とは何か。

二、なぜ判定会議で説明しなかったのか。

三、なぜ再三の説明の求めに応えないのか。

さらに次のことについても説明して下さい。

四、貴職の考え並びに大分県教育委員会の定めた合否選抜方法との関連。

これで三度目のお尋ねになります。今回もご返答が戴けないなら、不本意なことながらより強力な手段を取らざるを得なくなるかもしれません。今からでも遅くはありません。この問題の当事者かつ責任者としての誠意ある回答を要求します。

 

以上

 

[この郵便物は平成7年11月15日第19916号書留内容証明郵便物

として差し出したことを証明します。       ○○郵便局長]

 

(前校長への3回目の手紙ここまで)

 

この後、暮れも押し迫った12月25日のクリスマスにもう一通、それぞれ前校長と教頭に手紙を出しました。これは普通郵便だったようです。やはりほぼ同じ文面だったので、前校長への手紙だけ紹介します。

 

(ここから前校長への4回目の手紙)

 

大分県教育センター

教育相談部

相談員

○○ ○○先生

 

謹啓。

ことしも残すところあとわずかとなり、お忙しい毎日をお過ごしのことと推察いたします。日頃は格別のご芳情にあずかり深謝申し上げます。とりわけこのたびの○○高校の合否判定問題につきましては、ひとかたならぬお世話になり、ようやく私もこの問題は一高等学校の特殊事情などではなく、高校教育そのものの根幹に関わるものであることが理解できました。

お蔭さまでこの問題を取り上げた職場通信は無事7回目の発行を終え、予想外の大変な反響を得ております。

ここに同封いたしましたのは職場通信の最新号「入学試験を考える⑦ ○○○○、○○○○、両氏に要求する」です。ご笑覧いただければ幸いでございます。

本来ならご挨拶に参上し直接お渡しすべきところですが、今後の打ち合わせ等年末取り込み中のためご許容いただきたく、とりあえず寸書をもってご挨拶申し上げる次第です。

来年も変わらぬご高誼をたまわりますようよろしくお願い申し上げます。

末筆ながらますますのご健勝のほどお祈り申し上げます。

敬具。

1995年12月25日

○○ ○○拝

 

(前校長への4回目の手紙ここまで)

 

結局、前校長、前教頭にそれぞれ4回手紙を出したのですが、案の定というか、当然のことながらというか、返事は来ませんでした。ただ、意外な反応がありました。教育庁内部の人から職場に電話がかかってきて、私の手紙がどう扱われているか教えてもらえました。職場に届いた課長宛ての手紙は、課長ではなくて部下が開け、必要なものだけ課長に目を通してもらうことになっているそうです。それまで私が課長宛てに出した手紙は、課長本人には渡ってないかもしれない、とのことでした。それで、直接課長に見てもらいたかったら、手紙に「親展」と添え書きすれば他人は開けないで直接課長に届くとアドバイスしてもらいました。教育庁の建物の外の公衆電話から電話してくれたそうです。名前を聞いて、お礼を言って電話を切ったのですが、後で教職員録(県下の全教職員が載っている名簿)で確認したら確かに教育庁のところに彼女の名前がありました。臨時採用の人でした。この問題に関して何らかの行動をしてくれた、数少ない人のひとりでした。大変有難いことです。

一方で、こんなこともありました。措置要求書を出してしばらく経ってからのことで、多分9月とか10月ごろでしたが、校長室に呼ばれて、学校教育課長から預かっているものがあるので渡したい、と校長から言われたのです。私が学校教育課長に出した手紙を、学校教育課長から返すように頼まれて持ってきたので受け取ってほしいということでした。以下のように答えました。受け取ってもいいが、この問題は将来裁判になるかもしれない。その場合、あなた(校長)は前教頭の仲間のひとりと見なされるかもしれませんし、私もあなたに対して不利な証言をしなければならなくなるかもしれません。あなたは、この件に関しては全く無関係ですから、一切知らない、わからない、関わらない、でいいんじゃないですか、と。

そうすると、うん、そうだね、と納得してくれたようで、話はそこで終って帰ってきました。

次回は私がビラを配ったり、組合の職場会議で話し合ったりした、一般教職員の対応を紹介します。

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環境問題と科学教育 目的を見失い迷走する教育現場

■ホームページ“『環境問題』を考える”の読者の女性からメールを受け取りました。彼女は自然エネルギー発電の導入に疑問を持って行動されている方です。メールの内容を大雑把に要約すると、自然エネルギーを含めて、環境問題について考える場合、どうしてもネックになるのが自然科学的な内容に対して正誤の判断ができない、誰の発言が正しく信じるに値するのか分からない、という内容でした。

■彼女の住む山口県から北九州にかけての内海では風力発電を大規模に建設しようとする計画が持ち上がっているそうです。福島第一原発事故以降、原発に反対する運動の中には、風力発電をはじめとする自然エネルギー発電は人為的に排出する二酸化炭素を減らし、人為的二酸化炭素地球温暖化を食い止める切り札だという自然科学的・技術的に根も葉もない主張をして、自然エネルギー導入促進運動にすり替え、原発に変わる自然エネルギー利権を食い物にしようとする、飯田某のようなゴロツキが暗躍しています。

■幸か不幸か、私達の生きる現在の社会の問題に対して判断を下す局面において、環境問題、エネルギー問題、経済問題など多くの分野において、自然科学的判断が求められるケースはますます増加する傾向にあります。そのような社会の中で、主権者である私達国民が真に主権者たるには、こうした問題に対して、細部はともかく、概括的に判断できる程度の科学リテラシー(科学を読み書きするように使いこなす技術)を身につけることが必要条件です。その意味で我々自身が不断の努力をしなければなりません。この辺りについては、数年前に数学教室誌に掲載された小島順さんの論考“「数学は役に立つか」という“問い”の意味”が的確に問題点を指摘しています。

■ホームページ“『環境問題』を考える”において、高校の科学教育について継続的に取り上げているのは、一般国民が獲得出来る平均的な科学リテラシーの水準がそこにあるからです。残念ながら、既に「大分県の県立高校における非科学的な科学教育の実態」で報告しているように、科学を教えるべき高校の教師たちは、自ら考えることを放棄しており、残念ながら、使える生きた科学教育を彼らに期待することは、現状ではかなり難しい状況にあるようです。彼らの関心は目前の受験競争だけであり、自らの教育が何のために行われているのか(次世代を担う若者に対して主権者に足る理性を提供すること)を見失いっているようです。

■また、大分県の教育現場の悲惨な現状を象徴するような悲しい事件が起きましたので、コメントは控えて、新聞記事だけを紹介しておきます。

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