寒中お見舞い申し上げます・・・

年々、日本という国は悪い方へ悪い方へと流れていくようです。新年を迎えて、とても本心から“おめでとうございます”などという気持ちにはなれません。

さて、ある意味で昨年は第二次世界大戦後の時代における画期であったのかもしれません。戦後の日本は曲がりなりにも平和国家を名乗ってきました。しかし、安倍晋三はこの平和国家という戦後レジームを精算して、再び日本を国際紛争を武力によって決着する強い国にしようとしています。

ただし、この安倍のような政治家は過去にもいたわけであり、また第一次の安倍内閣においても同じことをしようとしていたのですから、今更驚くには当たりません。ここで私が画期と言ったのは、この安倍のような危険思想の持ち主であり、しかも民意を無視した国会運営で特定秘密保護法を成立させるような内閣に対して、依然として50%という高い支持率を与える国民意識の変容に対して戦慄しているからです。

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この危機的な時代に、この国の若者たちが初等・中等教育の完全な失敗で、社会性を獲得せぬまま社会人になっていることを危惧します。携帯ゲームやネット上で実体も知らない相手とのメール交換に熱中し、個に埋没してしまった若者たち、このままでは殺人ロボット兵器を操縦してゲーム感覚で人殺しをする理想的な兵士になるのかもしれません。

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安倍は今年は憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を正当化し、いよいよ米軍と一緒に世界中の“紛争地域”の“平和を回復するための戦闘に”参加することのできる軍隊を作ろうとしています。これが実現すれば、そう遠くない将来には日本でも徴兵制度が復活することになるのかもしれません。

この2年間、県立高校の教師たちの生態を見てきましたが、事なかれ主義で自ら考えることを放棄した教師ばかりでした。彼らによって、体制には逆らわない、想像力の欠如した考えない若者が増えたとすれば、彼らの責任は重大だと考えます。

 

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