NHKの新会長籾井勝人の就任記者会見以降、各新聞、民放のニュース番組では連日籾井の歴史認識、政治姿勢について批判報道が流されています。当然ですが、NHKには反省の意図・自浄能力など無いですから(笑)、抜き差しならないことになるまではこの問題には触れないでしょう。近隣アジア諸国、特に中国・韓国は籾井の体質について強い警戒感を示しています。
NHKの政府べったり、体制迎合の報道姿勢は今に始まったことではありません。放送法や予算・人事で縛られていることから、冷静な判断能力があればわかりきっていたことです。環境問題や温暖化問題でも、国や権威組織の非科学的な主張を平気で垂れ流してきたことは、ホームページで繰り返し指摘してきた通りです。
むしろ問題は、特に脳天気な多くの中高年層は、NHKこそ日本で最も公正な放送だと勘違いしている人が多いことです。大衆から金をむしり取って、その金で大衆を管理し、国家・体制の擁護を行うNHKをのさばらせるのは何とも気分の悪い話ではないですか?尤も、私は既に放送料金など払ってはいませんが(笑)。
NHKの実態は中国や北朝鮮の国営放送と同じで、政府のプロバガンダを行う組織だということです。籾井氏は、歴代のNHK会長と比較するとつい本音を喋ってしまった軽率な人物であったということです。安倍ファッショ政権が高い支持率を得ていることから、少しはしゃいでつい本音が出てしまったというところでしょうか。これはNHKに対するこれまでの誤解をとくためには、大変有意義であったと考えます。
そこで提案です。NHKが公共放送などという中途半端な看板をかけるから誤解が生まれるのです。この際、放送料金は廃止して、名称をNKH=日本国営放送にすべきだと考えます。税金で運営されるのも腹立たしいですが、せめてこれが国の広告塔だということが明確になるだけでも、精神的にはかなりストレスが解消されます(笑)。